8月、物理学会
8月の出来事と、9月中旬にある物理学会に関してです。
8月は夏の学校の後、帰省するまでに海に行った。
兵庫県の垂水海水浴場に友人たちと行き、夏を楽しんだ。
ビーチボールを浮輪代わりにして一人でプカプカ浮いていたら、その日は風が強く、波にビーチボールを持っていかれた。
泳いでもビーチボールの速度のほうが早く、追いつけない。
足がつかなかったので焦り、溺れそうになるも、近くにいた男の子の浮輪につかまり、一命をとりとめた。
これが女性だったらワンチャンあったんじゃないかと思いつつも、とてもかっこ悪いんだろうなと思った。
その後、友人と合流すると、流されて溺れてるんじゃないかと思っていたと言われ、まさにその通りであった。
死を覚悟した一日だった。
実家に帰省するも、兄(の内一人)に会えなかった。
私が実家に帰る日に兄は帰ると聞いていたので、てっきり会えると思っていたが、ここに齟齬があった。
帰って来ると帰って行く、英語で言うとcomeとgoの違いで、私が実家に帰って来る日に、兄が帰って行ったようです。
次からは気を付けよう。
他の兄とは会うことができ、みんな頑張ってるんだなぁと再認識した(25歳学生)。
クロールしかできないので、先日の反省のために、実家に帰省中プールに行った。
流れるプールやウォータースライダーのあるプールが数年前実家の近くにできた。
長い時間泳げるようにすべく、ひたすら一人で平泳ぎをする。
周りが家族や友人と来ている中、一人で来ている私は珍しかったのか、周りからの視線を感じた。
結局、平泳ぎらしい泳ぎができるようになったのですが、泳げる距離的にはクロールと変わらない。
スポーツセンターのプールにでも通ったほうがいいのかしら。
体と精神を休め、医者に処方された薬ももう使わずともいいくらいに体調はとてもよくなった。
薬厨からの脱却に成功したようです。
研究室に来ることにも嫌気を感じなくなったし、研究室の人々とも仲良くなった気がする。
これもマリオカートやスマブラのおかげでしょうか。
(研究室にWiiUがあります。)
今回は某教授と准教授と、今年研究室に入ってきた人々のMiiを作ったところ、某教授はみんなに大うけだった。
これでまた公聴会ごっこの幅が広がったと思う。
研究の方はあんまり進まなかったけど、どうにか今やってることの結論はついた気がする。
最初想像していたのよりもインパクトの小さい結果になってしまったけど、まあ形にはなるんじゃないかなと思う。
今までの論文と似た、同工異曲な論文になりそうですが。。。
この結果を次の物理学会で発表してくるので、どう反応されるか楽しみである。
9月13日から16日まで金沢大学で日本物理学会があります。
金沢は北陸新幹線が開通したときに数時間だけ滞在したことがあるだけなので、楽しみです。
今回は一件のポスター発表を行います。
「Majoranaフェルミオン系におけるエンタングルメントのダイナミクス」というタイトルで4日目午前に発表します。
発表は研究室の後輩の隣なので、ご一緒にどうぞ!(宣伝)
今回の発表では、Majoranaフェルミオン系(Kitaev模型)において、エンタングルメントスペクトル(ES)とストリング相関の動的な対応関係とESの縮退数の動的な変化を議論します。
考え自体は固有状態のESとストリング相関関数の対応を示した私の論文”Topological and dynamical properties of a generalized cluster model in one dimension”でやったようなことと似ています。
しかし、今回は固有状態というよりは非固有状態を扱うことになるので、少し難しくなってます。
結局、解釈は簡単になったので、発表しやすくなりました。
この研究は、ダイナミクスにエッジ状態がどう効いてくるかということと、ダイナミクスでのエンタングルメントとストリング相関の関係を知るために始めました。
(模型を書いていないからわからないと思いますが、)このダイナミクスでは必ずMajoranaエッジモードが重要になってくるだろうという模型を考え、実際にやってみると面白い結果が得られました。
(トポロジカルが関与した熱化現象が見えるんじゃないかという妄想は現実にならず。)
実は、2014年にある人たちによって既にその模型で面白い結果が得られるよということが言われていたので、私の考えは当たっていたんでしょうかね。
ただし、その論文ではその結果を"surprising and remarkable result"とだけ言って、十分に物理が解明できてるわけではありません。
今回の発表は、この結果を簡単な言葉で理解しようという狙いもあります。(まあまだ分かってないんですけど。)
分からないところがあるけども、割と面白いと思うので、興味がある方は来てください。
次こそは自分の興味の範囲内でもっと変わったことをしてみたいなぁと思う。